半世紀、一緒に過ごしたモノと別れると決めた。葛藤だらけ。

🕊️「手放す」と向き合う日々の始まり

手放すことを書いてから、少し時間が経ってしまいました。
あれから私も実際に“手放す”ということに向き合い始め、
半世紀近く暮らしてきたこの家で、静かにもがいています。


🌿片手にビニール袋、心には問いかけが残る

毎日部屋を見ながら、「ここなんとかしたい」「不用品を処分しなくては」と思って、
実際、何度もビニール袋を片手に取り掛かっています。
その度に、お腹の辺りがズシンと重い感じになって、手が止まる。

誰も使っていない、あっても邪魔になっているだけの物たちなのに、
なぜか捨てられない。

人生を動かすには全捨離だ!――そんな動画はもう飽きるほど見た。
「そうだよね、わかるよ」と何度も頷いて、
「わたしもやろう!」と毎回ビニール袋をキッチンから持ってくる。
だけど数分経つと、また手が止まる。

物って、ただの物じゃないんだね。
過去の自分と向き合わされて、
「これからあなたはどうするの?」と問いかけてくる。

半世紀引っ越しをしていない家。
昭和の“もったいない”を引き継いできた家。
一人で向き合うには、心が少し辛く、責任が重くのしかかってくる。


🏠私の部屋と、もがく日常|設計図はあるのに、進まない理由

どうにかしたいと、ずっと思ってきた。

だから、どんなふうに処分をしていこうかという設計図は、もうずっと前から頭の中にできている。

まずは、考えなくても処分できるものを最初に手放して、

不用品が溜まって物置になっている部屋を、人が来ても恥ずかしくない程度に整えて、

それから大物を引き取りに来てもらうという算段。

あとは処分を始めるだけ。

……なのに、なのに上手く進まない。

このままでは、永遠に断捨離が進まない。

私は、普通の人みたいに一気にはできないタイプだったんだなと、思い知らされた。
でも、ずっとずっと、心の中ではやりたいって思ってる。

だから今日から、捨てられない自分と向き合っていく姿を、このブログに残していこうと思う。

🗂 捨てられないものリスト|「物」じゃなくて、「記憶」がつまってる

・家族所有のもの
・使わなくなったソファ、センターテーブル、勉強机、座卓など
・タイヤがダメになったマウンテンバイク
・自分の趣味のもの
・古い本や雑誌
・着なくなった洋服
・年季の入った布団、カーペット、ゴザなど
・過去の仕事で作成したパースや図面などの書類
・お土産品やポストカードなど

これらをなんとか処分して、今の私たち家族に合った空間をつくっていけたらと思っています。

🧭 目指す暮らし|家を、私たちの“パワースポット”に

目標は、ものを探さなくてもすぐに見つかる、物の住所がちゃんと決まっている空間。
そして、そこにいるだけで元気になれるパワースポットのような部屋。

素敵なホテルや旅館に行きたいって思うけど、

自分の家がそんな空間になれば、ご機嫌で家にいられそうだと思いませんか?

目指せ「ホテルのような部屋」計画です(笑)

そうできるよう、まずは断捨離から……。

☀️ラスト(希望の芽)|捨てることは、自分を知るRestartの儀式

少しずつ、「今の私たちに本当に必要なもの」を選んでいこうと思う。

捨てることに、どうしてこんなに罪悪感がともなうんだろう?

気づかないうちに、いろんな“常識”に縛られて生きてきたのかもしれない。

でも――捨てることは、今までの私を否定することじゃない。

むしろ、「今の私」を知るための、大切な通過儀礼のようなもの。

もう合わなくなったものには、感謝して手放していく。

そう思って、まるで私自身に貼りついて、なかなか剥がれそうにない思い出の品たちと、
少しずつお別れしていこうと思います。

一人ではすぐに手が止まってしまうから、

この記録を、ここに残していきます。^^

この記録が、同じように立ち止まっている誰かの背中も、そっと押せたら嬉しいです。

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心地よい空間を作るヒント/Vol.1 暮らしを整える「手放す事」

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